こんにちは。
米国債券シリーズの第四弾は、「米国債ETF」です。
前回は「企業」が発行する「債券」、すなわち「社債」を中心にご紹介しました。
今回は「国」が発行する「債券」、すなわち「国債」です。
ポイント
「米国債」とは、「米国」が発行する「債券」です。
その「米国債」に投資する方法の中に「ETF(上場投資信託)」があります。
そこで今回は「米国債ETF」の、【SHV】【TLT】【EDV】ご紹介します。
「SHV」・・・この中で残存期間が一番短い、ローリスクの「ETF」です。
「TLT」・・・ミドルリスク、ミドルリターンでバランスがいいです。
「EDV」・・・リスクを取る分、利回りが高く、売却益も狙えます。
この記事をご覧いただくことで、
GOOD
「SHV」「TLT」「EDV」の特徴がわかりますよ♪
「ETF」って何?
「米国債」にどうやって投資すればいいの?
という疑問をお持ちの皆さまの、お役に立てれば嬉しいです。
こちらが今回の目次です。
【表示】をクリックして、見たい見出しをクリックするとジャンプしますよ!
もし、画像が小さくて見えにくい場合は、下記のように「マウス」でコントロールしてみてくださいね。
よかったら、最後までおつきあいをよろしくお願いいたします。
スポンサーリンク
1.「米国債ETF」の特徴
まずは、さらりと「米国債ETF」の特徴を見ていきましょう。
上場しているので、「株」と同じように取り引きができます。
「米国」の複数の「国債」に投資します。
「NISA」で投資できます。
2024年から「新NISA」が始まります。
「米国債ETF」なら「株」のように売買ができるので便利ですよ。
これで「債券」も投資候補の1つにできますね!
2.「米国債ETF」【SHV】【TLT】【EDV】を比較
ここからは、「米国債」の「ETF」を比較していきます。
「ローリスク・ローリターン」
「ミドルリスク・ミドルリターン」
「ハイリスク・ハイリターン」
から1つずつということで、
【SHV】【TLT】【EDV】にしました。
「株式投資」より比較的リスクが低いとは言え、「米国債ETF」にも値動きがあります。
残存期間が短い ⇒ リスクにさらされる期間が短い
ということで、【SHV】が一番ローリスクです。
「純資産総額」につきましては、【SHV】【TLT】は大きいですが、【EDV】は小さめです。
したがって【EDV】は、比較的安全だと言われている「米国債ETF」の中でも、リスクを取りたい方向けになります。
メモ
「純資産総額」につきましては、こちらのホームページを参考にしています。
※2023年5月26日現在の内容です。
「分配利回り」は変動しますので、ご了承くださいませ。
もっと詳しく
「分配利回り」につきましては、こちらのホームページがわかりやすいですよ♪
3.「米国債ETF」【SHV】【TLT】【EDV】の特徴
ここからは、それぞれの銘柄の特徴を見ていきましょう。
①「SHV」
「SHV」の主な特徴です。
・値動きが極めて小さい
・残存期間が1年未満と短い
・ローリスク・ローリターン
リスクをなるべく減らしつつ、少しでも利息がもらえたら嬉しい♪
そんな方にオススメです。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分をご覧くださいませ。
「分配金回数/年」が「12」、つまり毎月分配金が出るということですね。
「分配利回り」は「2.65%」です。
「経費率」は「0.14%」です。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分には、ファンドの概要が書かれています。
緑で囲った部分が「騰落率」です。
直近1年では「2.74%」です。
設定来では、「18.03%」です。
ここで注意すべきは、「分配金再投資後の基準価格の騰落率」というところです。
つまり「分配金」を投資にまわさなければ、もっとリターンが低いです。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
青いラインが「SHV」、赤いラインが「NYダウ」です。
「NYダウ」は、コロナショックで下げながらも右肩上がりです。
一方で、「SHV」はびっくりするぐらい横ばいですね!
②「TLT」
「TLT」の主な特徴です。
・今回比較した3つの銘柄の中で、一番「純資産総額」が大きい
・20年超の米国長期国債と同じ値動きをする
・ミドルリスク・ミドルリターン
「TLT」は「米国債ETF」の中で、人気の高い銘柄です。
リスクを少し取りつつ、リターンもそこそこも狙いたい♪
そんな時にいいかもです♪
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分をご覧くださいませ。
「分配金回数/年」が「12」、こちらも毎月分配金が出るということですね。
「分配利回り」は「2.92%」です。
「経費率」は「0.15%」です。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分には、ファンドの概要が書かれています。
緑で囲った部分が「騰落率」です。
直近1年では「-13.37%」です。
「金利」と「債権価格」は逆の値動きをします。
ここのところ「金利」が上がっていますので、「債券価格」は下がってますね。
とは言え、設定来では、「143.29%」です。
ただし、こちらも「分配金再投資後の基準価格の騰落率」です。
つまり「分配金」を投資にまわさなければ、もっとリターンが低いです。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
青いラインが「TLT」、赤いラインが「NYダウ」です。
値動きが緩やかと言われる「債券」ですが、20%近く下げる場面がありますね。
一方でコロナショックのように「株価」が大きく下げる場面では、「債券」人気が高まり価格が上がっています。
面白いですね。
③「EDV」
「EDV」の主な特徴です。
・残存期間が20~30年の米国債で構成されている
・利回りは高いが、値動きも大きい
・ハイリスク・ハイリターン
元本割れしてもいいから、利回りは高い銘柄がいい♪
そんな覚悟のある投資にはいいかもしれませんね。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分をご覧くださいませ。
「分配金回数/年」が「4」、こちらは分配金が出るのは年に4回です。
「分配利回り」は「3.32%」です。
「経費率」は「0.06%」です。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
オレンジで囲った部分には、ファンドの概要が書かれています。
緑で囲った部分が「騰落率」です。
直近1年では「-18.60%」です。
直近3年では、なんと!「-45.00%」です。
株式投資と変わらない値動きですね。
とは言え、設定来では「82.82%」ですので、プラスをキープしています。
投資のタイミングが重要だと言えますね。
※こちらも「分配金再投資後の基準価格の騰落率」です。
つまり「分配金」を投資にまわさなければ、もっとリターンが低いです。
(提供 「SBI証券」ホームページ)
青いラインが「EDV」、赤いラインが「NYダウ」です。
「TLT」より値動きが激しく、20%以上下げる場面がありますね。
ですが、こちらもコロナショックでは大きく上げています。
安い時にうまく買うことができれば、「値上がり益」と「利息」、両方で利益が取れるかもしれません♪
4. まとめ
お疲れ様です。
今回は、「米国債ETF」の「SHV」「TLT」「EDV」をご紹介しました。
「米国債ETF」は、「株」と同じように取り引きができます。
「米国債」に投資してみたいけど、何を買えばいいのかわからない
「株式投資」以外の投資先を探している
という方は、「米国債ETF」も候補に入れてみられてはいかがでしょうか。
これらは全て、「米国債」に特化した債券です。
「SHV」・・・ 値動きが一番小さく、リスクを取りたくない方向けです。
「TLT」・・・「米国債」の中で人気者が高く、ミドルリスク、ミドルリターンです。
「EDV」・・・ リスクを取って、「値上がり益」と「利息」の両方を狙いたい方向けです。
「アメリカに投資するのだから安全!」
と思われるかもしれませんが、直近では「債務上限問題」がありますよね。
今後の状況によっては、
・デフォルト
・格付けの格下げ
・金利の上昇
による、債券価格の下落も考えられます。
上記のようなことが起きなくても、その不安感で価格が下がることもあります。
もしくは分配利回りの低下があるかもしれません。
ご自身のリスク許容度に合わせて選んでみてくださいね。
よかったら、次回もぜひよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
もっと詳しく
お願い
★未来のことは誰にもわかりませんよね。
投資は自己責任でよろしくお願いいたします。
★2023年5月現在の情報です。
状況は変わる場合がありますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
スポンサーリンク